プラダを着た悪魔

良くも悪くもアメリカ人てこういうシンデレラストーリーって大好きだなぁと思った。
何故か一流ファッション雑誌のカリスマ編集長のアシスタントの面接に受かって仕事をするけど、我侭な上司に翻弄されるわ、ファッションに無関心なため周囲に馬鹿にされ続けた主人公が、認めてもらえるように仕事もファッションも見事にこなして変身していく…とよくある話。
ただ舞台がファッション業界なので、皆着ているものや出てくる服やアクセサリーなどが一流ブランドものばかりで、そこが見ていて一番楽しめるらしいけど、そのあたりがサッパリーな自分はよくわかんなかった。
けど高級ブランドの服を着ていても服に着られている感が全くなく自然体で、その辺り流石だと思った。
だからこそブランドのことよくわからない自分でも、ファッションショーを見ている気分で楽しめたんだろうけど。
まぁキャラ的には変なんだけどね…いくらプロにコーディネートしてもらったからといって今までファッションに興味なかった人間がここまで、ある意味主張が激しい高級ブランドの服を着てここまではまるかっ?という(笑)いやそれ以前にアパート住まいでお金はどこから…
本当にこれほど走り回る仕事(ただ単に上司が特別我侭なだけなのかもしれないけど)でハイヒールや重たそうなでかいネックレスをして働いているのかなぁ?
お約束で忙しくなったら恋人の時間が削られて、ぎくしゃくしてくる。
わけわかんないのが恋人のセリフ…今まで雑誌のスタッフ達のこと悪く言っていたのに、今では彼女自身がおしゃれしてスタッフ達と同じようなコトしている…
例え志望した仕事じゃなくても就いたからには精一杯自分に課せられた仕事をするのは当たり前のことではないのか?
本当はジャーナリスト志望だったことを忘れるなという事が言いたかったのか?それとも彼女の仕事や収入に嫉妬しているのを隠したく出してしまった愚痴なのか…?
主人公がどんどん上司に認められたせいで自分の夢だったパリ行きを持って行かれた先輩の愚痴の方がまだよくわかった。
もしかしたら一番共感できたキャラかもしれない。
結局は片腕とも言うべき部下を裏切ってどんどん進んでいく上司に着いて行けず、仕事を辞めて元彼*1とよりをもどすことになりました。
しかし転職先が有名新聞社じゃねーか。
それこそアシスタントどころではなく、もっと忙しくなるのが目に見えているんだけど。
結局何が言いたかったのか、よくわかんない映画でした…目は楽しめたけど。


主人公のアンナ・ハサウェイが小川彌生がマンガの人物が実写になったようなルックスで、まんま少女漫画で可愛かったなぁ。
どこかでメリル・ストリープの怪演が見事みたいなことが書かれていたので。「101」のグレン・ローズみたいなキャラかなと期待して見たら、別に普通にどこかにいそうな我侭な上司*2なだけだった。
確かに自分が知っている限りではヒロイン役の多い人だ思うけど、でもこちらの悪役っぽいキャラもはまっていると思った。
しかし古いの持ち出しちゃったなぁ…もう10年近く前の映画のような気がする。
いや…ポスターのメリル・ストリープを見てなんか髪型似ているなぁと思ったので。

*1:「かれ」と打ったら真っ先に「枯れ」とでた…orzお前なぁ

*2:絶対いそうだよ〜こういうプライベートな用事まで部下にさせる我侭な上司。そういや昔バイト先で手伝いにきていた先輩が本業の秘書の仕事で「私はお守りじゃないっ」て愚痴ってたなぁ