さくらん

[rakuten:book:11207459:detail]

原作知っていたのでキャスティングがよかったのとあの蜷川実花の作品が動画になるとどういうものになるのか興味をもったので、見に行きました。

これでもネタバレ避けたつもり…

「なんでもあるより、なんもない方が楽しめそうだ」

いや〜色彩とか構図とか監督の美意識が見事に反映された正に豪華絢爛絵巻。
ストーリーは原作の小話やシーンを分解して再構築したような感じ。高尾と三雲が同一人物になっていたり、ある台詞が違うシーンもしくは違う人で使われていたりと原作を知っている人は混乱するかもしれない。でも綺麗に話を流してまとめていたなぁと思った。


何かの映画の予告で見たとき土屋アンナが主役であとは菅野美穂木村佳乃が出演しているのを知りました。てっきり粧ひが木村で若菊が菅野だと思っていたので、ちゃんとしたキャスティングを知って驚いた。だって絶対菅野美穂って若菊顔やん?甘くておっとりした顔立ち←偏見。結局は他に若菊役の人がいるし、その若菊のキャラも高尾が少し兼任しているからか、余計に木村佳乃が際立って業の深い女を見事に演じているのですごいよかった。
土屋アンナも主人公にぴったりだったけど、この人えらいハスキーというかガラガラ声なんだ…本当に歌手なのか?すごい好演していたけど、この声のせいか迫力にかけるというかせっかくどなっても台詞が聞き取れにくくて緩急つけてもわかりづらいなぁと思った。すんげぇ勿体無い。
ところでどこに小泉今日子がいたの?クレジット見てびっくりした。永瀬も出ていたので元夫婦共演していたんだ。

女郎のあの髪型ってあの着物だから合うんだ…今更だけど。女優の方々は皆ほっそりした体だから脱ぐと頭が際立ってでかく見えて、首がぽっきり折れそうで見ていて怖かった(苦笑)


しかしこれって12禁だったのね…規制入っていると聞いたから(まぁ女郎の話だからしょうがないと言えばそうだけど)てっきり15禁だと思っていた。まぁざっと周囲を見た限り学生は皆「アンフェア」の方を見に行っているのか全く見かけなかった。朝1のせいか年配の方多かったなぁ、1/3男性だったのも驚いた。*1

*1:でも原作は確か青年誌連載だったか