ヘアスプレー

もうとにかく差別や偏見など嫌なことは全て忘れて踊っちまえーっな痛快ミュージカル!という単純な良くも悪くもアメリカ映画だった。
白人と黒人では乗るスクールバスが違ったり、盛り上がる街頭デモ行進など根底に肌による人種差別を描きながらも、それに続き人間は外見でなく中身よと語っていた。主人公自体が母親から「デブは恥をかくだけよ」とダメだしされるわ、ダンサーのオーディションで「おチビでおデブに用は無いのよ」と門前払いされるが、そのダンスの上手さに偶然見た番組の司会者に抜擢されるような女の子だし。
あとこの時代1960年代付近、古き良きアメリカ…とても明るく濃くおしゃれで古めかしい風俗やファッションを見るのは凄く好きなので見ていて楽しかった。
主人公トレーシーのお母さんがなんかオカマっぽいなぁ…と思ったらなんとジョン=トラボルタだったらしくびっくり!あとトレーシーのライバルであるアンバーの母親ベルマの美しさにうっとりした。(ちなみにミシェル=ファイファー )

とってもエネルギッシュな映画なので大人しく映画館で座って見るのは結構苦痛かもしれない。これは家でDVDで見て一緒に踊るのが最適でわ!
なんかこの日本版をミュージカルでやりそう。