永遠にクライマックス!!!

獣拳戦隊ゲキレンジャー 修行その46「ギャワギャワの記憶」


「私がやりました」
なんだろうなぁ…こういうオチって衝撃的なんだろうけど全くピンとこなかったと言うか…こういう伏線消化の場合何を以て驚かすかと言うと、そのやった人間=黒幕か今までの設定の崩壊なんだろうけど、前者の場合はもう最初から怪しさ大爆発だったどう見てもコイツ黒幕なロンだったので論外*1。今回の場合多分後者なんだろうけど、理央が親族を殺されて(?)白虎を憎んでいた設定がダンが出て来た時に何故か宙に浮き(理央奇麗さっぱり忘れていたよな)、今頃になっていきなり降って湧いたように出てくる辺りもうダメだと思う。きちんと組み立てたものが崩壊すればそりゃ衝撃的だろうけど、なんか崩れっぱなしなものが今さら壊れようとも別に何とも思わないと言うか…ぶっちゃけ理央が何故騙されやすかったのかという理由が分かったくらいにしか思えなかったヨ〜(サンヨ調)。何と言うか…それどころか手を抜いて全ての辻褄合わせをロンに押し付けたような感じすらする。
伏線って実はすべて消化しちゃいけないんだよな…特に子供向けの場合は。夢を持たせるためにその匙加減が大切と言うか。


・ジャンの記憶で村を襲ったのが金髪だと分かった瞬間、皆がいっせいにロンの仕業だと決めつけたのに吹きました…確かに正解だったけど金髪と言うだけで勝手に決め付けるなよ。この世界に白人は存在しないのか…
・やっぱり悪役は正義の味方に質問されたら尋ねられたこと以外に余計なことまでペラペラしゃべらなければいけないのね。
・「強い奴はたくさんいたのに、そうではなく理央様は私を選んでくれた」何故選んだんだ…?自分の好みのルックスだったからか?
・まぁ今回は主役を理央に譲るとしても、なんかメインが話の本筋に全く関わっていないって有り得ないだろう…
・しかしメレたんおいしいところをもって行き過ぎ…見事にヒロインと化しているよ…


なんか次回理央とメレのメロドラマになりそうで怖いです…
まぁ確かに今までどれだけメレたんが理央に尽くしていたかきちんと描かれていたので別に構わないんですが…えぇ、そりゃもうメイン5人の絆より…orz



仮面ライダー電王 #49「クライマックスは続くよどこまでも」


なんつうか色々と疑問はあるけど、いや〜良かった、良かったと拍手を送りたい気持さっ!
っつうか相変わらずそういうのを吹き飛ばす、ちっちゃなこと気にするんじゃねぇっという勢いで押していくそのノリ…ヲレ嫌いじゃねぇぜ。まぁ、最初からそのノリで進んできた「電王だから」許されるんだろうけど、「一番ノってる奴が勝つ」だからね。最初から最後まで徹底的にクライマックスだった。
まさか最終回近くで蛇足だと思っていたチャーハン対決が実は大切な伏線だったとはこれっぽっちも思わなかったわ。確かにこれがなかったらウラ・キン復活はなかったからね…ついでに「単にいたから」という理由で連れて来たジークも。なんかその辺り最終回のお祭り騒ぎっぽくてイイし〜!しかもきちんとオチとして落としてるし。
史上最年少最弱仮面ライダーと言われた良太郎も実は一度決めたことは例え死にそうになっても頑として譲らなかったり、怒ったら一番怖かったり、最強のリュウの暴走を止めたり、裏切られても最後まで信じて逃げずに戦っていった。真の強さ=心の強さをきちんと見せてくれたと思う。(キンも言っていたね)そう言うところが凄く格好イイと思うし、とても現時代的なヒーロー像だった。タロスズ達との絆の強さもきちんと見せてくれたしねぇ。(某戦隊に対する嫌味)「何やってるの?」の良太郎は目が据わっていて怖かったわね(笑)


疑問を自分で出来る限り補完するなら、カイの正体はまぁ本人自体がすでに覚えていないし最初から有耶無耶にするつもりだったのでわないかなぁと思った。
あとタロスズ実体化とカイの消滅がとても印象的だった。
オーナーが言うには一緒に過ごした時間の記憶で実体化したということだけど、コレって要は思い出が抽象的なモノではなく具体化したということで凄いことだよなぁ。個別の記憶が出来たというのもあるんだろうけど、でも人一人の記憶って限界があって、物忘れが酷い自分は特に思うけど、誰かが補助してくれるだけで忘れていたことまでどんどん記憶って湧き出してくる。1+1=2でなはく、たった一言が連鎖的にどんどん増し広がって思い出して行くので10にも100にも10000にもなる。まぁ言葉で無くても、つい最近10年ぶりに友人と会って話したけど、実は昔の話は一切せずに調子はどう?○○さんは今どうしてる?とか仕事辞めてぇ、今年から市・県民税高くなったとか、極めて現実的な話(苦笑)しかしなかったにも関わらず、あまりにもお互い変わってなかったので話している内容はともかくとして、凄く懐かしい気分になってはしゃいじゃいました。自分一人だと絶対こんな気持ちになんてならないし、懐かしいという感情ってもしかしたら何か起因するもの無くして個人では生まれてこないものかもしれない。
カイは時間を誰かと共用しようとせずに支配しようとした。だからこそカイと関わったイマジン達が滅んで行くほど、記憶がどんどん消えて行ってしまい自分の存在も保てなくなってしまった。このことこそがタロスズとカイの違いだったと思うんだけどなぁ…


…でも結局桜井さんって何者だったんだろうね?自分の子供が特異点と言う事を知っていたり、時間を自由に行き来したり、ファッションセンスが時代錯誤だったり…はっきり言って自分にとってはカイより不審人物なんだが。


しかし結局白鳥嬢は降板になってしまったのね…それが凄く残念です。でもコハナになったことを本来自分がいたはずの時間に近づいたせいだとおとすエピソードは良かったけど本来はどう落とすつもりだったのか気になります。あと結局ハナとオーナーの契約ってなんだったんだろう…?
最後の最後で自転車に乗った良太郎がこけて〆てくれると信じていたのはヲレだけですか?


元々特撮好きでしたがあまりライダーは興味なくて平成ライダーなんてさっぱり知らなかったのに、前のカブトの某俳優が見たくて飛び飛び見ていた習慣と佐藤健君が主人公だったのと年末に見たネタばれであまりの酷いデザインとライダーなのに電車っ!!!で単に興味本位で見たはずだったのに、見事に1年はまらせてくれました。あの1話の全ての葛藤や何もかもを吹っ飛ばした「オレはこれがやりたかったんだーっっ!!」の怒涛の展開は凄かった。途中グダグダ展開はあったもののこのノリやカラーを変えることなく続けて行ってくれてありがとうという感じです。
でもそんなヲレでも電王はライダーシリーズいや平成ライダーシリーズにおいても異端だとわかります。それなのに次のライダーも似たような設定と聞いて驚いた。昭和で言うとアマゾンが2回続く感じかなぁ←ちょっと違うか…。しかもテーマが耽美って…orz なんか怖くて思わず前情報を出来る限りシャットアウトしています。ただでさえ特撮なのに出演俳優をほとんど知っているという異常事態なのに*2(苦笑)

*1:こういう場合は例えばロンではなくてメレだった場合が効果的だったんだろうな

*2:あまりにも知っている人が多いのでネルケ制作かよっ!って思わず突っ込んでしまったわっ!