またもや今更…

でもミステリーなので一応ふせ

照柿

照柿

やられた、確実にやられた…もうなんか色々と衝撃を受けて何書いたらよいかよくわからんけど、一応書く。


一応殺人事件が起こっているけど、どちらかというとそれに関わる人達の心情がメインだと思う。
熱処理工場の炉の凄まじい描写により、夏のうだるような暑さやそれぞれの心の中で燻ぶり続けている炎や煙を見事に描いている。殺人の動機と言うか衝動をなんとか描こうとしている健気さ*1や圧倒される筆致にどんどん飲み込まれて行って、この小さい字がたんまり詰まったごんぶと本を一気読みしてしまった。ぶっちゃけ主人公最低だけどな…ヲレこの前作に当たる「マークスの山」読んだことあるはずなんだが、あまりにも昔なのでよく覚えていないけど、確か内容は正統派な刑事モノで主人公も真っ当でデキル刑事さんだった覚えがあるんだけどなぁ。数カ月の間に不満や絶望の発酵が進んだのか、激暑と恋が狂わせたのか?
ところでどの辺が「罪と罰」?どちらかと言うと「マークス〜」の方がそうだと思うけどなぁ…
自覚ないままこの3部作を順番に読んでいたみたいなので、このままLJに突入。


もう疲れたので後は簡単で…

トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス)

トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス)

実は○○の正体は××で◆◆が犯人だったりして…と思ったら正にそうだったのでびっくりしたわっ!これってロジカル的なモノ(ネタばれ)が云々と言うより「挑戦状」(というのかなぁ…)が一番の引っかけじゃないのか?
モロッコ水晶の謎

モロッコ水晶の謎

こういう心理的な枷のあるトリックも有りかぁ…と感心したけど、そういや昔あった安楽椅子探偵もそうだったなぁ…まだこちらの方が説得力あるけど。

*1:というのかなぁ?他に言葉が見つからないのでこう書いたけど…「律儀さ」でもないな。