『ヴォイス〜命なき者の声〜』#10(3/16)

前回といいこの話の着地点が泣けるいいお話しになっているのかよくわかりません。最近は大己の妄想探偵やら法医学と関係無いことなんてどうでもよくなるくらいストーリーに対して、違和感を通り越してぶっちゃけ不愉快感を感じる。


幾ら仲の良かった友達とは言え、尊厳死を頼む神経がどうかしているよ。延命治療を拒否するならまだしも尊厳死を認められていない日本にとってそれは殺人依頼していることになるのに。例え尊厳死が国に承認されていたとしても、あそこまではっきりと意識がある状態では完全に殺人だろう…っていうかはっきり意識があって動けるなら他人に頼まず自殺しろよ。(っていうか脳に転移しているって言っていたけど、病巣どこだよ…?)しかも自分が死んだ後の事もなんも考えず、フォロー無しかよ…ばれた後の事を考えて一筆したためておくとか、色々あるだろうに。
作家先生って本当に自分のことしか考えていないよね…脳死状態ならまだしも、本当に奥さんの事愛しているならどんな恥をさらしても意識がある限り生き抜いてあげたらいいのに。それか亮介パパが親友だというなら説得しろよ。
前回大己が家族はただいるだけで支えになるみたいな発言あったのに、1週間経ったらもうどうでもいいんだね、このドラマって。
理由にも呆れかえる作家先生のエゴっぷりにノる亮介パパにも呆れかえる…一病院を背負う責任ある大人のやることか?!大体確か尊厳死を望むなら確かそれを推進する会かプロジェクトがあるはずだからそれに署名するとか同意書とか用意するべきだろう?*1医院長だったらその程度の事知っているはず…作家先生にまずそれを知らせるべきだったのでわ?いやそれ以前に自分の手を汚さず、担当医師を全くの新人につけさせた辺りが完全に確定故意。薬剤投与ミスで担当患者が亡くなる…なんて新人にとってはトラウマ行為に等しいぞ。
他人を巻き込む辺りが本当に類友ですな…医者として最低だけど、医院長としても一社会人としても最低ですよ。
4話といい、この脚本書いている方の友情ってどういうモノなんだろう?嫌味でも皮肉でもなく、本当に疑問なので。大概「男の友情」って自己満足・自己陶酔の固まりだけどなぁ(偏見)。
どうでもいいけど、作家先生のデビュー作の本があまりにも映されていたので、てっきりその本の内容に彼の思いとかが描かれていると思ったら、全くな〜んもなかったね。一体何を演出したかったんだ?


来週、最終回か…どうしようかなぁ。

*1:確か「振り返れば奴がいる」にそんなシーンがありました。結局尊厳死を望んでいたその患者はそれを見ることなく死んじゃったんだけどな