『ヴォイス〜命なき者の声〜』#11(3/23)

・亮介パパが辞職したのって最近かよ。普通病院に迷惑かけないようにと思うなら、警察に出頭前に病院辞めてるよなぁ。というか作家先生を殺す前か、すぐ後に覚悟を決めてばれた時の準備しておくものだと思うけど…本当に責任重大な地位にいる大人なのか?短絡的だよな…。というか一大スキャンダルになってもおかしくない事態だろうっ!!!!!
・解剖前に、何故事件に直接関係ないものとされている被験者の過去の犯歴をペラペラしゃべっているんだろう…
・加害者と被害者の接点って、もう警察が調査済みだと思うけど。
・正当防衛じゃないという決定的な決め手って一体何だったの?大己と同じなのか?っていうか法医学者ってそんな事を決められるほどの発言力あるの?


「法医学は解剖室の中でのみ発揮するべき」これがこの1クールを通してのオチでしょうか…?
大己の妄想探偵や法医学じゃねーよというツッコミはドラマ内でカタつけてくれました*1が、だったらそれを見続けてきた視聴者って何なのよ…とバカバカしくなりました。
えぇっと前回にも書いたけど、確かにそこも問題だけど、美談に終わらせてはいけないものを泣きを前提にした美談に仕上げる辺りが徹底的に不愉快でした。「死者の言葉を聞く」とか法医学がどうって生と死をテーマにしたモノだと勝手に思っていせいもあるんだろうけど、あまりにも命を粗雑に扱いすぎだと思う。
そこそこ、「ほぉー。」と感心するエピがあったんだけどなぁ…残念。


脚本家の人って、キーワードで見たら元々はラブコメのドラマの脚本書いている人だったんだなぁ。確かに学生たちの会話は楽しかった、でもどちらかというと内容より掛け合いのテンポが良かったというのもあると思う。羽井君と哲平はバカップルのようだったけど…個人的には哲平と蕪木先生との会話が素直な弟子と職人気質な師匠という感じがして、好きだったわ。


ふと思ったけど、死者からのメッセージってある意味迷惑だよなぁ。押しつけがましいし、かといって相手はもう亡くなっているので送り返すことも出来ない。借金返済のために自殺した父親や(一応)尊厳死を望んだ夫や黙秘を貫くために自殺した友人とか…あまりにも自分の命を粗末に扱った人たちに対して遺族は返事をどこへ向けたらいいんだろうなぁ。

*1:っつうか完全に逃げ道だよなぁ(苦笑)