どれもこれも久しぶり

任侠ヘルパー #9(9/3)

2回ほど見損ねたので久々だわ。
どうも和泉はやっぱり同業者の監視人だったみたいで…どうりでどう見ても毛色の違う人種相手にあんなに強気に出れたはずだわ…

晶の「この中で自分が介護施設で最後を迎えると思っている人はいますか?」という記者たちの問いかけは、完全に視聴者に対する問いかけだよな。
こういうはっきりした理想を持つため現実を変えようとするあえての憎まれ役の目的や信念の発言ってストーリーの隠されていた基盤でもあって、正にカタルシスだな…と思ってたら、コレに夏夫さんのエピを絡めて来る辺り上手いなぁと感心するわ。
「システィマチックにすることで介護する側の負担を取り除いて、介護される老人を救いたかった*1
夏夫さんの家族は結局忙しかったせいで、お見舞いにも来れず、結局最期すらも看取ることはできなかった。でも夏夫さんが残した手紙で、どれほどタイヨウのメンバーに感謝していたかがよくわかる。晶の理想とは真逆だったけど、こういうケースもあるってことを示してるんだろう(誰かを恨む事無く、誰かに感謝して亡くなることは幸福だと思う)、けどそれって家族がいるという前提なんだよな。夏夫さんが家族を恨まなかったのはヘルパーの献身的なサービスと息子がお見舞いに来ずに懸命に働いているのは同義であることを知っているのもあると思う。結局は息子が働いているからこそ、タイヨウにいてサービス(給料分以上だけど)を受ける事が出来たという現実があるからだろう。でもやっぱり最期を看取れなかったら絶対に後悔するよなぁ。
所長が夏夫さんの息子に幸せだったかどうかと尋ねられて、わからないことを言ったのも良かったなぁ…証拠となるメモは家族宛ではなかったのだから。ドラマチックな演出をしておきながら、こういうところはクールで妙に突き放すよなぁ…。


現実は多分そんな綺麗なものではないだろうけど…相変わらず、ドラマとリアルの匙加減や脚本と演出が光ってるよなぁ。
戦闘シーンなんてそれぞれのキャラの個性が出ていて面白かった。がんがん頭突きをする彦一に殴られても平然としていてベテランの威厳光る二本橋や皆素手なのに特殊警棒でノリノリで戦う五郎。でも六車が笑うーっ!!へたれパンチにしゃかりきな階段上り。普通に皆と一緒に乗り込んできたのでインテリヤクザが実は…と思いきやそのまんまだった。けどりこの縄を切り、活躍の見せ場を作った(本人とりこの)しな。みんなおいしいなぁ…違う意味で三樹矢も。
前半でもやもやとした問題を提起して、後半にスカッとさせる展開は見ていて清清しかった。
ラストで爆弾落とされたけどな、子供店長…。晶の普段は一切見せない緊張と不安から解放された菩薩のような微笑が余計に悲しみを助長させるなぁ。


オルトロスの犬 特別編(9/4)

久々にまともに(最初から)見れると思ったら、竜崎、蒼井、女刑事(この扱い…)3人が和やかに座っているので驚いたよ。
にしきど君が新フルから回復されたということで生放送だったらしいけど、もうそれ以外は普通に総集編でいいのでわ。
小窓が出現するタイミングがよくわかりません…っていうか竜崎と女刑事のキスシーンでにしきど君笑ってなかったか?
ひとまずここ数回は撮り忘れや後半しか見てなかったので、なんとか話に追いつきました*2(多分)。
で、なんだか超展開だったけどこれは総集編のせいだよね…っ?

*1:なんか前クールのドラマ「臨場」に献身的な娘の為に自殺する寝たきり老人のエピあったな

*2:おかげで「エヴァのパクリ」だと言われてた理由がわかってすっきりしたわ