この温度差…

アンタッチャブル〜事件記者・鳴海遼子〜 File.7「秘密クラブの殺人接待」(11/27)
なんか何もかもがずれていて間違ってるような気がしてよくわからん…。っつうか、いろんな事にほころびがあり過ぎて、どれもこれも間違ってる気がしてならないんだよ…。
一番の謎が遠山が自分の父親が募金振興会の信者なのに、それに狙われてる美鈴を実家に匿う意味が分からん。大体、彼はその振興会の悪事を白日の下に曝け出そうと特集番組まで組んだのに、何故彼が名無しの権兵衛だと疑うんだ?父親もろとも訴えるつもりなのに、名無しの権兵衛に脅迫されて美鈴の携帯を盗むわけも分からん…
遠山を異常なまでに疑う鷹藤もたんなるミスリード狙いとしか思えねぇよ…。
どのキャラが胡散臭いとか怪しいとか嘘ついてるとか言うことより、脚本が破綻してないかどうかそちらの方が気になるわ。
最近、ツッコミである鷹藤と一緒の出番が少なくなって来たせいか、遼子が笑えないレベルに痛くなってきてる…。


外事警察 第3回「囮」(11/28)

ヲレは刑事ドラマを見てたはずなんだが…なんかモダンホラーを見てる気分だった。


前回愛子に対してきつい事を言ったことで怒った陽菜に「この3年間彼女が何に苦しんできたか分かるか?介護でも借金でもない、自分の抱えてる闇だよ。心の奥底にたまった泥を吐きださせて全部飲み込んでやれ」と言った住本が実行したよ、正に愛子の寝たきりの旦那の首を絞めようとしたよ。
「いっそ殺して自分も死のうかと考える、そんな自分に怯える。誰だってそうなる。それを責められる奴なんてどこにも居ない。」「望むなら終わらせてやる。後の処理は何とでもなる。あんたは俺を恨めばいい…」 なに、その誘惑の言葉…でも確実に愛子からの信頼(いろんな意味での)を得たことは確かだ。
それで、本当に人が他人に望むのは同情ではなく、どんな自分も認められ受け入れられることだということを思い出した。

なんだろうなぁ…それぞれの抱える闇を映し出しておきながら、事件や他人に係わることで起きるそれぞれの心の歪をディープに描き出して行ってる。
愛子を守ろうとするつもりが余計に墓穴を掘っただけの陽菜や住本らに加担して愉悦に浸るも「利用されてるのではなく利用している」と正当化し、どんどん自分の闇に侵食されていく愛子、献身的に夫を介護する愛子に自分の母親の姿を重ね合わせたり、協力者であるニケの行方不明に動揺する住本…。
この先彼らがどうなっていくのか気になって…もはや事件がどうなるかなんてどうでもよくなってきたよ。おかしいなぁ…古沢脚本の刑事ドラマということで今期一番楽しみにしてたのに、違う意味で続きが楽しみです。