前回どちらも見損ねました。

●『キイナ〜不可能犯罪捜査官』#8(3/11)

超気になっていたエロ男爵もといやさぐれ係長のエピ「例の事件」が明らかになりました。やさぐれ刑事はやっぱり純情派だった!でも寝巻きは黒のスエットかよ…←何を期待していたんですか?
ブルーシートに包まれて屍蝋化した真理子さんの遺体はツインピークスの世界一美しい死体を思い出した。多湿な日本では屍蝋化するのはほとんど有り得ないので、外国の例を持ち出してもねぇ…あまり説得力無いんですけど。


でも上手いなぁとマジ感心した。話の展開が辿って行く筋道があまりにもきちんとしていて、様式美を見せられた感じ。
時効が近かったせいで余計に気にしていたため真理子さんの亡霊と言う幻覚を見たとか、犯人が立ち入り禁止地域にしたため見つからなかったけど、偶然にもそこは磁場が狂う場所だったので心霊スポットとなり、とうとう15年後に見つかってしまった。山崎君の腕時計が狂ったに始まり証拠の腕時計が見つかる、事件解決でそれぞれの止まった時間が流れだすという過程の書き込み様が素晴らしかった。無駄なエピソードが全く無いよなぁ。
しっかし係長はやさぐれている割に部下たちに信望されてますなぁ


差し入れにドーナツを用意し、しかも自分の分も確保!この課はみんな甘党だらけなんですね(おっさーん率高いのに、もしや下戸だらけか)
クリスピー・クリーム・ドーナツかと思ったら(地方人はそれくらいしか知りません)提供がミスドだったような覚えが。
キイナバッグ欲しいなぁ…でも高いよ。


●『Q.E.D.〜証明終了』#10「立証責任」(3/12)

推理モノと見ずに青春モノとして見るべきだったんだなぁ…と最終回になって思いました。我ながら遅過ぎると思います。

模擬裁判を通して証明するための推理的思考の流れを表現していたのが、面白かったし、それ抜きにしても模擬裁判を初めて見たし、陪審員を分かりやすく説明してたので、ドラマ関係無しに興味深かった。

しかし自分の意見が燈馬と同じなら頭の良さが同じなので止める権利があるってどういう理屈だよ。アメリカに行くのを止める権利は誰にもないけど、思いを伝える権利は友情であっても愛情であってもあるのにね。最終的に戻るか戻らないか決めるのは彼だからね。
いやそれ以前にアメリカへ帰らないでほしい事を言うのではなくて、どうして帰らないで欲しいのかを告白しなきゃっ!結局燈馬は戻って来たけど、その理由の立証責任はどちらが先に果たすんだろうなぁ…?あぁっ、むずがゆい。