官僚たちの夏 #2(7/12)

見事なオッサーンパラダイスで個人的に嬉しいけど、これは連ドラなのか?ドキュメンタリーみたいな感じがしたけど、それにしては内容薄っぺらだしなぁ。
連ドラにしては話の流れがドキュメンタリー映像でブツブツ切れて(ナレーションが軽くて浮いているし…どうせだったらナレーション自体も古めかしい感じにしたら溶け込んでいい具合にはまったかもしれんのに。)なんか、要所要所をセリフのみで片付けてないか?過程をすっぱ抜いて結果だけをセリフで示した感じ。
葛藤や軋轢などをどう乗り越えて果たしていくかが描かれてないので、冷蔵庫が安くなった、物品税を下げるのに大蔵省が納得した、やれ合併企業が出たとか言われてもなぁ…。実際に大蔵省って無くて、見えない敵と戦ってるような気がして怖い。
面白いんだけど、面白いんだけど…話が薄いせいか、豪華な役者陣が空回りしているような気がしてならないんだよ。


しかし、何故今になって官僚が主人公のドラマなんだろう?…官僚なんて政治家の腰ぎんちゃくでおいしい汁啜って生きてるような、酷いイメージしかないんですが…風越さんは実際にいた人をモデルにしているのは知っているけど。
通産省はあなた達の味方です」「全面的にバックアップして行きます」こんなこと言われても、ヲレだったら「いつまで?」「そう言うあなたが辞めた場合、これはどうなるの?」って絶対に聞くし、念書を用意してもらうね。だって信用できるわけないもの。
通産省ってとにかく道路作って利権を得てるとしかイメージ無かったけど、こういうこともしてたのね。


なんとなく「トライアングル」を髣髴させるドラマだけど、頑張って欲しいなぁ。