南極料理人

まだ上映してるかも知んないので隠し。完全ネタばれ
ペンギンやシロクマどころかウイルスすら生きていけない-54℃の極寒の地、南極ドームふじ基地で働く人々の一年半の単身赴任生活…通常の世界と切り離された日常の物語。家族や恋人のいる日本から遠く離れた過酷な場所で共同生活する8人のおっさーん達。
主人公がご飯を作る調理担当なため、それぞれが基地で働くシーンは本当にほんの少しで、ふざけたり飲んだりとほとんど食べてるシーンだった。本当にただそれだけの話なんだけど、自分が夜な夜なラーメンを食べるから備蓄が尽きたのにそれでもラーメン食べたくて泣きつきにくるダメダメなおっさーんのタイチョー役にきたろうで、胡散臭くて怪しいドクター役が豊原さん*1、口調が嫌味っぽくなって一言多い(一般人役はこういうのがハマってると思う。)研究者の本さん役に生瀬さんって…こんな鉄板で芸達者揃えていて面白くないわけないだろうっっ!!
西村君の娘役の子役の子が顔芸が上手で面白くて印象に残っていて、でもどこかで見たことあるような…と思ってパンフ見たらドラマ「ゴンゾウ」に出てた子かよ…君の将来が恐ろしいわ。


昼飯が出来たことを知らせようとドクターが運転する自転車の荷台に乗ってスピーカーで大声でメニューを発表する西村君、放送でワルキューレがかかってる中急いで戻ろうと氷原を走るおっさーん達、「伊勢海老だと刺身でしょう」と主張するも「もう気分はエビフライだから」と言って穴を掘りながらエビフライを連呼するおっさーん達、肉を焼くのに火力が低いせいで外で直接肉に火をかけたのはいいけど燃えるのと同時にハイになってしまい炎をあげてる肉を掲げながら西村君を追いかけるドクター、仕事中の本さんとタイチョーにさぼってる主任にキレた平さん、バターを没収した西村君を追いかける盆さん達が乱入、ラーメンが食べたくて食べたくてしょうがないけど備蓄は尽きたし一から作ろうにも材料がない。けどなんとかして出来た時の隊員たちの感動…などなど、いや〜囲まれてる環境は苛酷なのに、その中の生活はとても平和で慎ましく愛おしい日常…そんな映画でした。
あとニックネーム呼びなのに西村だけ「西村君・さん」呼びだけど、その呼び方が「西村くぅ〜ん」とどこか「おかあさぁ〜ん」に似た甘えが入った様に呼ぶので、逆になんか親しみを感じてしまう。


テーブルに生け花のように置かれた伊勢えびのエビフライや手作りラーメンより、冒頭で西村君が朝食(?)を作るのに刺身、天ぷら(野菜と魚)、煮魚と魚まみれだったのが気になって気になって…。多分、元さんの誕生日の「肉食いたい」につながるんだろうけど、そんなに皆魚好きなの?っていうかこんなしょうもないことを気にするのは自分だけなんだろうか?(多分そう…)
見た後に、ラーメンを食いに走ったのは多分ヲレだけじゃないだろう。

*1:この人がロンバケ山口智子が惚れる2枚目カメラマン役だったのを覚えてる人はどれくらいいるのだろうか?