任侠ヘルパー #11・終(9/17)

何故、零次がヘルパーをし続けていた理由とか明かされないんですか…見せ場だろうがっっ!!結局分けわかんないまま…まぁ最大の謎は組長ですが。もしや続編やSPドラマへのフラグか?
なんかあっさり数名が足洗っていて平和になってるけど、これでいいのか?


六車ってばおいし過ぎる、ザ・リターン。やっぱり乱闘には加わらないのね(笑)中の人って確実に一歩ずつ階段を上って行ってるなぁ。妙にゴリ押しされることないみたいなのでホッとするわ。
カッコいいと言えばやっぱり一番の男前はりこだろう。20歳そこそこなのに大門サングラスがよく似合ってるとは…。
でも個人的にキュンと来たのは「しょがねーなぁ…うちのお嬢ちゃんはぁっ!」と文句たれながらも殴り合いに参加する田中哲司さんと兄貴に構って貰おうと必死に泣きながら自分でアヒル口作る子ども店長だよ。かわい過ぎだろう…切なかったよう。ココまで子役に入れあげたのは初めてなので、そんな自分にボー然ですよ。
出て行った若いヘルパー連中も戻って来たしなぁ。
あと乱闘騒ぎの後に病院の待合室で「今日は盛り上がって良かったね」とか昔の武勇伝などでのほほ〜んとしゃべってるじーさんばーさん達には吹きました。やっぱり戦争を体験してる人達は逞しいなぁ。うちのばーちゃんも阪神大震災のとき避難場所で余震に怯えることなく元気だったもんな…。「清潔な分、戦争時より大分マシ」って言って茶殻で床掃除してた。いつも思う、自分が数十年後老後を迎えた頃は絶対にこんな元気じゃないだろうなぁって。考えたくなくてそこでシャットダウンしちゃうけどな。
ラスト…彦一のお見舞いの向日葵よりタバコで記憶を取り戻す晶。嬉しいやら悲しいやらで照れてはにかむ彦一の表情が良かった。


最終的に行き着くというか壁にぶち当たるのは、国家権力なんだよなぁ。介護問題だけじゃないけど。こればっかりはどうしようもない。国家は数人を犠牲にしても大勢の人間を助けるためにそうじゃなきゃ国が成り立たない、こればかりはどうしようもないこと。ハード面は国家が扱うとしても、ソフト面では一般市民レベルでそれを補うしかないのだ。
だからこそじーさんばーさん達はヤクザがヘルパーやっていようが戻ってきたんだよ。
そういや晶と藤堂は立場が違うけど、考え方は一緒なんだよなぁ。そういう辺りが本当に面白いわ。
マザーテレサだっけなぁ…「私はたくさんの人を助けるのではなくて、目の前にいる数人を助けたい」とかなんとか言っていたのは?だから彼女は最期まで国政に携わるこなく、ずっと市井の人間で居続けた。
なんか話がずれた…(苦笑)
ドラマ初回見るまではヤクザがヘルパー?とか思ってたけど、こういう展開なら納得いくなぁ。わざと騒ぎを起こして注目を浴びて、ことの問題を知らしめた。捨て身で喧嘩する、その考え方は正にヤクザだなぁ。
しかし会議中に藤堂に話にならないとうんざりする役人達…お前らにとっては近い未来のことだろうっ!


でも、なんか前回以上に話が詰め込みすぎというかシーンをブツ切れで追加していった感じ。まぁ流れとしてはそれほど違和感感じなかったけど。ぶっちゃけ、後々考えてみたら無茶苦茶な展開とかあった脚本だったけど、そこをカバーすべく演出や役者の演技が見事に噛み合っていて、ちらっとしか見るつもり無かったんだけど、結局は数回忘れたくらいで最終回まで見続けてしまった。やっぱりドラマって総合力だなぁ…。
しかしむかいり君の出番は本当にあれだけだったんだ…。(今更)