THIS IS IT

行ったよ。
私はマイケルのファンでもなんでもなく、昔スリラーが日本中大盛り上がりした時も、マイケルのことをコメディアンと勘違いしてたくらい洋楽のことに疎かった。だから映画なんてコレっっっぽちも見る気はなくて、期間内にファンの子全員見れたらいいね!ぐらいにしか思ってなかった。っつうか全くマイケルに興味の無い人間が見てもその映画の価値は無いだろうし、ヲレがそれを見なかった分ファンの子がその席で見ればいいだけの話である。
それなのにわざわざ仕事終わりに映画館に脚を運んだ元々の原因は「何か芸術作品を見たかった」だった。今月始めに某美術館にふられたせいなのか、今月中に終わらせなければならない勉強に疲れてたのでそのせいだったんだろうなぁ…現実逃避がしたかったのかもしんない。
それとどこか偶然見たブログに「マイケルのことを全く知らない人間こそ見るべき映画」と書かれていたから…その言葉が自分の背中を押してくれた。


終演後、あちらこちらから拍手が起こった…こんなの初めて見たわ。

なんつうか…凄いなぁ。まずマイケルが10数年ぶりにワールドツアーコンサートをやることを発表した映像に、バックダンサーのオーディションの内容やそれに参加した人達のインタビューが流れるけど、どの人もマイケルに対しての憧れやこのツアーに参加できることがどれだけ誇らしいかを語ってる。マイケルがお亡くなりになった時、整形手術を繰り返し身体を酷使していた彼はそんなに自分を愛してなかったのかと寂しく思ったけど、こんなに愛されてるじゃないか!
コンサートのリハーサルの映像もまだ本番でもないのに、パッキパキに*1踊り、音響や映像、舞台に注文をつけ指示していくマイケルは正に見事なパフォーマーだよ。映像も凄かった…大画面のせいかもしんないけど、何度圧倒されたか。
これで不完全なんでしょう?これで完成作品を引っさげて長期間のコンサートにあのボロボロの体で耐えられたのだろうか?


こう言ったらなんだか不謹慎だけど…彼があんな突然死ななかったらヲレはこの映像を一生見れなかったんだろうなぁと思った。まずは映画化してくれた方々に感謝します。

*1:私の貧困な表現力ではあのダンスをどう賞したらいいのかよくわかんないんだよ