RUN&GUN Stage3「僕等のチカラで世界があと何回救えたか」in OBP円形ホール

ずっと興味深かったOBP円形ホールRUN&GUNが舞台する…
30-DELUXの「ファミリア」のコロシアムスタイルバージョンを何故大阪でしないーっ!近鉄のホールがつぶれたせいかっっ!他に大阪に円形ホールはないのか?と検索しまくった結果ココが出てきた。それからどこかがココで公演するのをずっと楽しみにしてきたのよ。
というのでめっさ楽しみにしてたんだけど、なんか全く違ったモノだった…。
まぁ前述したとおり「ファミリア」の件の刷り込みのせいか、「円形ホール=殺陣」の図式が出来上がっていた(+タイトルのせいでもあると思う)せいだけどさぁ…それ以前に、誰がせっかくの円形ホールをぶった切って普通の舞台のように使用すると思うよ…?しかもせまいスペースにパイプいすを並べただけの空間…着いてみて、ちょっと唖然としてもうたわ。なんか話といいハコといい、全体的にめっさコンパクトにまとめた感じがした。


・耳鼻科で1時間も待たされたので前説を少ししか聞けなかったけど、友人曰くリーダーがとてつもなくテンション高かった。で、開演して納得したらしい。
・それ見て宮下君笑い過ぎです。一人思いっきり素で笑ってるような気がするんですが…?
・殴った音が無いせいか、なんか物足りないと感じてしまうのは最近その手の舞台見過ぎなのだろうか?
・教育実習生たちのキャラの対比や関係を見てるだけでも面白いわ。中の人のせいか梶島が普通にホストに見えた。
・脇役の人間が少ない分、なんか濃い役者が揃いましたなぁ…。
・確か梶島のようにサカキバラに憧れて犯罪を犯した少年事件ってあったような気が…それを思い出してゾッとした。
・なんか思っていた以上に重たいテーマになってるわぁ。まぁ実際の少年犯罪事件を持ってきてるからには、ハッピーエンドにはならんわなぁ…。
・結局タイトルの「救えた」はずの「世界」とは何なんだ?兄を殺さずに済み大人になれた前田の事か?それともこれからもどんどん生まれてくるサカキバラ予備軍である中学生の事なのだろうか?
・がーん、今回はお見送り&ハイタッチはないのですかっ?!


個人的には、↑でコンパクトにまとめたと書いてるけど、話自体は凝縮した感じがして*1面白かった。
しかし、この話の核ともなる「酒鬼薔薇事件」を観客は知ってるのか?これ知らなかったら話の半分も楽しめないと思うけど。RUN&GUNのファンって10代〜20代じゃないのかなぁ?事実周囲見渡しても若い子だらけだったぞ。
ヲレは当時住んでいる同市内の事件だったのもあって、めっさ衝撃を受けた。今でも、バイト先で休憩時間に犯人が見つかった第一報を聞いたときの事をしっかり覚えているからね。それを同世代目線で語ったことが興味深くて、どんどん引き込まれていったし。話だけなら役者がRUN&GUNじゃなくても普通に楽しめたと思うし。
ただ思いっきり見る人選ぶ題材だよなぁ…ちょっとそこが心配です。


あと前回の公演がぶっちゃけグダグダで退屈だったので全く期待してなかったせいかもしれない(苦笑)
今思えば、Dボの「鴉」といい、若い男性グループの時代劇は冗長になる運命なのか?どちらも前公演の現代劇(ラストゲームはちょっと違うけど)が自分は良かったし。
とか言いながら、アンケートに期待していたアクションを見れなかったうっぷんを吐き出して、次は殺陣バリバリの時代劇が見たいと書いちゃったけどな…。

*1:前回がめっさ冗長でぐだぐだな展開だったからなぁ