奈良に行って来た

法隆寺五重塔


やっぱり奈良といえば法隆寺よね〜と昨日買った奈良・斑鳩1dayチケットの範囲にも含まれていたので、奈良の中心部から少し離れているのもあって、まず最初に向かったけど…生駒で乗り換えて王寺方面に向かおうと思っていたら途中で法隆寺までは電車区間内ではなくてバスでしかパスではいけないことがわかった。
…早く気づいて良かった…筒井駅で降りてバスの停留場に行ったら丁度バスが来る5分ほど前だったので、コンビニでホットティーを買って待った。


法隆寺

五重塔ってただその外観を見るためのものだと思っていたけど、中に奈良時代に作られたという涅槃像や弥勒仏説法の相が納められており覗くことが出来た。
隣の金堂にはこれまた古い飛鳥時代の仏像もあり、釈迦三尊像や四天王など見事に揃いぶみ*1でも堂内が暗くてよく見えなかった。柵に懐中電灯がひっかかっていて、これで照らして見てくれということなんだろうけど、それでも小さい1点しか明るくならないのでよくわかんない。後ろからどこぞのツアーの団体さんがやってきたけど、ガイドさんが首に懐中電灯をかけていた。
ここにも宇治の平等院みたいに寺院以外に博物館っぽい建物…大宝蔵院*2があった。有名な夢違観音や教科書で見た「玉虫厨子」があり、そして是非会いたかったよ百済観音。なんとVIP扱いで別室にいたよ。おばちゃんの団体さんが昔は他と同じように展示されていたのにと言っていたのでここ最近のことなんだろけど。思っていた以上にでかい…つうか長い、ひょろ長い。手足が長く見事な8頭身。某テニミュキャストを思い出しました(笑)*3
秋季限定の法隆寺秘宝展目当てで来たけど、あんまりだったなぁ…でも天井板の裏にあった落書きは面白かった。1300年ほど前に生きていた人も落書きとかいたずらなことするんだなぁ。あとミロのビーナスみたいに腕だけがない観音像(忘れた)も印象的だった。それから東大門を通って道路を渡って夢殿に向かった。
夢殿では本尊特別開扉が22日昨日までだけど今日が3連休の始まりと言う事で特別に延長して秘仏救世観音像を見ることが出来た。聖徳太子がモデルらしいけど、なんかこの人模したル作品多過ぎてどれも顔違うような気がする(苦笑)。でやっぱり暗くてよく見えない…


法輪寺


その後あのアルカイックスマイルで有名な如意輪観音*4がある中宮寺に行きたかったけど見つからず*5、諦めて法輪寺に向かう。途中道がわからなくなるも2・30分くらい歩いてやっと五重塔らしきものを発見!
ここでも結構大きな仏像が数あったような気がするがあまり覚えていない…見仏記では「百済観音を模倣…」みたいなことが書いてあったけど自分はそうは思わなかったなぁ…それ程のっぺりしていなかったし、まだ肉付きが良かったと思う。
ここで鏡の裏の文様を模した黄色のスカーフを購入。なんかレトロチックで可愛かったので。なんか黄色の在庫がが少なかったらしくめっさ掘り起こしていたよ。ついでにもう一つの卍柄も勧められた。なんでもここの三重塔の柵を模したらしくて、この型違い卍はここのオリジナルらしいので。でもはっきり言って2つもいらなかったので断った(苦笑)


それから国宝三重塔がある法起寺に向かうが近くのバス停を見ると1時間に1本しかバスがない…おぉーい、ここいら一体ある寺ってどれも世界遺産だろう…しかも只今法隆寺では秋季限定の宝蔵院開けてるわ昨日まで夢殿本尊特別開扉期間だったのに特別臨時バスもないのかいっ!
ひとまず法起寺は外から三重塔を見てそのまま大通りにでるためにまた2・30分程歩いた。するとここでも1時間に2本しかバスなし…orzあと20分くらいだったので仕方なく近くのコンビニで時間つぶしてバスを待つがそれから10分近く遅れて来たよ。いつの間に行ったんだとめっさ不安なったちゅうねんっ!!


興福寺


お昼食べた後で途中雑貨屋に寄りながら向かう。ここの五重塔はでかいし、法隆寺のと比べてなんかがっしりしている。丁度秘仏特別公開をしていたので国宝館とセットのチケット購入。
その前に目の前にあった東金堂に別料金を払って入った。大きな薬師如来と両脇に日光・月光菩薩がメインっぽいけど白鳳時代作らしくのっぺりしていて(薬師如来室町時代作)あまりピンとこないけど、周りにいる四天王像が一木造りとは思えないほど細工が細かい。十二神将が奥の方にあるのでよく見えなくて残念だった。
それから国宝館に行ったけど凄い混雑だった、前に進めない。それでも千手観音はすぐに目についた。やっぱりでかいだけあって凄い、圧倒的。誰かが千手観音がたくさんある京都の三十三間堂の方が凄いって言っていたけど、いや〜もうこれはでかいというだけで凄いわ。1体だけでここまで迫力あるもの。あと拝観券にも載っている阿修羅像。なんか反抗期の少年っぽくて可愛いんだ!薄くて細い体に奈良時代作とは思えないほど細面の顔。なんか本当に現実にいそうな感じ。
その次は道路を渡って今回の目玉寺内で初公開の聖観音像を見に行った。彫刻家の方の作品が並んだ庭を眺めた最後の奥間に小さな像を配置していた。オペラグラスで見たところ衣装や天冠の細工がとても細かい。光背は残念ながら後に造られたものを追加したものらしいけど…そのせいで国宝にされなかたらしいけど。
ぐるっと寺内を一巡りして、猿沢池を横切ってカメを眺めながら新薬師寺に向かっててくてく歩いて行った。


・新薬師寺


途中、雑貨屋や喫茶店で休憩してから奈良市中央部の端にある新薬師寺へ…これが思っていた以上に歩く。この後に薬師寺の方にも足を運びたかったけど、そんな元気も時間もなかった…orz
境内の庭には一面の萩の枯れかかった葉でいっぱいでした。これはもう少し早い時期に来たら奇麗だっただろうなぁ…
中に入ると中央の薬師如来を中央に干支を模した十二神将がぐるっと護るかのように取り囲んでいる。しかも皆きめたポーズをとっているので、まるでフィギュアのようだった。しかもステンドグラスの窓があるという凄い空間だった…

*1:残念ながら広目天だけお出かけだったけど

*2:事実平成10年に落成したのでまだ築10年と経っていないおニュー

*3:某常勝他校の参謀役の子です。…すみません

*4:一般では弥勒半跏像と言われているらしい

*5:夢殿のめっさ近くにあったらしい